それで君の声はどこにあるんだ?
黒人神学から学んだこと
著者:榎本空/著
価格:2,000円+税
刊行日:2022/05/12
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出版社:岩波書店
ISBN:978-4-00-023745-1
Cコード:0095
[単行本](日本文学、評論、随筆、その他)
この愛は闘いだぞ。わかるか? 黒人神学の泰斗のもと、ユニオン神学校で学んだ日々を振り返る。
内容紹介
「イエスは黒人なのだ! ブラックパワーは福音だ」黒人神学の泰斗、ジェイムズ・H・コーンに学ぶため、二七歳の筆者はNYにあるユニオン神学校の門を叩いた。教室にさざめいたハレルヤ。ブラック・ライヴズ・マターという仲間たちの叫び。奴隷制以来、四〇〇年に及ぶ苦難の歴史に応答することはできるのか? 魂をゆさぶる言葉の旅。
もくじ
プロローグ
第Ⅰ部 400Years
1 褪せた本「キリスト教神学とは解放の神学である」
2 秘密のトンネル「マルコムを忘れてしまえば、私たちはキングまでも誤って記憶してしまうぞ」
3 土曜日の霊性「スマートなのは、携帯電話だけでいい」
4 タワーと闘え「でもペテロは誰なの。あなた?」
第Ⅱ部 Find Your Voice
5 アリマタヤのヨセフ「黒人以外の人間が、黒人の背負ってきた苦しみや痛みを理解するのは難しい」
6 自分の声「説教できないものを書きたくはない」
7 最後の授業「もし何かを始めたなら、もう後戻りすることはできない」
8 誰にも言わないと言ったけれど「憎しみは担うに重すぎる荷物となる」
9 コロナ禍の覚書「世界の救済は、不順応にかかっている」
エピローグ
謝辞
参考文献・解説
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