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岩波科学ライブラリー

「死んだふり」で生きのびる

生き物たちの奇妙な戦略

著者:宮竹貴久/著
価格:1,300円+税
刊行日:2022/09/15 [ calendar_today Google ] [ calendar_today Yahoo! ]
出版社:岩波書店
ISBN:978-4-00-029714-1
Cコード:0345
[全集・双書](生物学)

動きを止めて、「死んだふり」。実際、意味あるの?する・しないを決める要因って? 国内初の入門書。



内容紹介

天敵から逃れるために動きを止めて「死んだふり」。でもそれ、意味あるの?ーー誰もが疑問に思いつつ誰も答えることのできなかった難問に、昆虫学者が立ち向かう。本当に生き残りやすくなる?すぐ死んだふりする虫はモテない上にストレスに弱い!?起き上がるタイミングはどう決める?謎多き行動を熱量高く掘り下げる、国内初の入門書。

もくじ

はじめに

1 世界はなぜ死んだふりで溢れているのか?
 ミジンコも哺乳類も死んだフリ
 虫での研究がやっぱりダントツ
 混乱する定義
 結局、死んだふりは本当に食われないのか?
 襲う側だって死んだふりするのだ
 交尾するため・させないための死んだふり
 生きていくためにはとにかく死にまねだ──とかく社会は生きづらい

2 死んだふりを科学する
 けったいな不動ポーズ
 そもそも科学になるのか?
 死んだふりの5W1H
 歩いている虫は死んだふりしない
 夜もするのか?
 腹が減っては死にまねできぬ
 死にまねもゆとりのうち
 暑くてもできない
 活動モードと静止モード

3 死んだふりの損と得── 生と性のトレードオフ
 死んだふりは適応的か?
 実験に最適の虫、コクヌストモドキ
 育種する
 天敵はなんだ?
 世界初! この行動、捕食者回避に役立っていた!
 生きのびる上で得ばかり
 異性との出会いがなかった...
 ストレスにも弱かった...
 天は二物を与えることも
 よく飛ぶ虫は死んだふりをしない
 二律背反は野外でも機能した!

4 利己的な餌── 他者を犠牲にして自分が生き残る術
 Nature誌上で受け取った挑戦状
 死んだふりは不味いことをアピールするポーズなのか
 襲われたときの反応が大事
 スッキリしないときは原点に戻る
 「だるまさんが転んだ」
 利己的なエサ──集団で暮らすメリット
 少数派の利点
 ハエトリグモには死んだふり、カメムシにはフリーズ
 動きが大切

5 体のなかで何が起こっているのか
 動きを司る物質
 脳のなかでは?
 カフェインを飲めば虫だって興奮する
 ドーパミン、ドーパミン、ドーパミン
 やはりドーパミンだったのだ!
 虫の歩む軌跡
 歩く角度が違っていた
 曲がるときスピードが減速しない
 死にまねを制御するゲノム
 死んだふり研究が医療に役立つ?
 死にまねシンドローム

6 いつ目覚めるべきか?
 虫がこける?
 瓢簞から駒
 擬死からの覚醒
 ランダムな死にまね持続時間が最適?
 これからの死んだふり研究

 表 死んだふり行動が観察された生物の分類群と種類
 あとがき

宮竹 貴久

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