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岸惠子自伝

卵を割らなければ,オムレツは食べられない

著者:岸惠子/著
価格:2,000円+税
刊行日:2021/05/01

出版社:岩波書店
ISBN:978-4-00-061465-8
Cコード:0095
[単行本](日本文学、評論、随筆、その他)

女優として、作家・ジャーナリストとして切り拓いていった、万華鏡のように煌めく稀有な人生の軌跡。



内容紹介

戦争体験、女優デビュー、人気絶頂期の国際結婚、医師・映画監督である夫イヴ・シァンピと過ごした日々、娘デルフィーヌの逞しい成長への歓びと哀しみ……。その馥郁たる人生を、川端康成、市川崑ら文化人・映画人たちとの交流や、中東・アフリカで敢行した苛酷な取材経験なども織り交ぜ、綴る。円熟の筆が紡ぎ出す渾身の自伝。

もくじ

第Ⅰ部 横浜育ち
1 港町横浜
2 「細い」というコンプレックス
3 疎開の風景
4 「今日で子供はやめよう」
5 黒い太陽
6 泥棒と痴漢
7 恩師のひとこと
8 「映画」という不思議

第Ⅱ部 映画女優として
9 女優デビュー
10 はじめての主役
11 スターという怪物
12 大俳優の役者根性
13 美空ひばり讃歌(オマージュ)
14 『君の名は』の時代風景
15 「にんじんくらぶ」の設立
16 『凱旋門』と語学の特訓
17 日仏合作『忘れえぬ慕情』
18 『雪国』そして決別

第Ⅲ部 イヴ・シァンピとともに
19 旅立ち
20 パパラッチの襲来
21 イヴ・シァンピ邸
22 ちょっといい話——長嶋茂雄、王貞治、そして岸本加世子
23 言葉ノイローゼ
24 義父母に魅せられて
25 復帰、そしてゾルゲ事件
26 市川監督との出会い
27 「にんじんくらぶ」の終焉

第Ⅳ部 離婚、そして国際ジャーナリストとして
28 離婚
29 学生街の新居
30 サン・ルカス岬の想い出
31 ジプシーの「ハンナばあさん」
32 『細雪』の風景
33 飲まなかったシャンパーニュ
34 イラン「天国の墓場」
35 ナイル河遡行
36 『砂の界へ』と日本の知識人
37 NHK・BSのパリキャスター
38 イスラエル過激派の襲撃

第Ⅴ部 孤独を生きる
39 遠い家族
40 三度目の別れ
41 帰郷
42 「わりなき」ことども

エピローグ

終わりに

岸惠子略年譜