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岩波新書

知的文章術入門


著者:黒木登志夫/著
価格:860円+税
刊行日:2021/09/21

出版社:岩波書店
ISBN:978-4-00-431897-2
Cコード:0236
[新書](社会)

経験50年の著者が、デジタル社会ならではの知的文章術を指南。日本語事例は痛快、英語文例は実践的


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内容紹介

3カ国でがんの基礎研究に携わって40年、英語論文数300を超える著者は、論文執筆の指導・審査に携わって50年。大学での講義をもとに、論文、報告書、レポートなど、事実と考えを正確に伝える文章術、プレゼン術を指南。デジタル社会ならではの視点が光る。日本語の事例は痛快、英語文例は実践で役に立つ。チェックリスト付き 

もくじ

はじめに


第1章 日本語を大切に
 1.日本語教育
  母語と母国語/日本語の教育
 2.知的文章を書くときの日本語の問題
  主語を省くことができる/文法上のしばりが緩い/あいまいな表現/語順の原則は二つだけ/漢字の利点と限界/日本語で論理的な文書を書く

 Checklist 1‒1 正しく理解できる日本語を書いているか


第2章 分かりやすい文章を書こう
 1.書くということ
  書くにはエネルギーが必要/集中力も必要
 2.知的三原則——簡潔・明解・論理的
  短い文を書く/歯切れのよい文章を書く/明解な文章を書く/やさしく書く
 3.パラグラフが決める論理の流れ
  文脈/段落とパラグラフ/パラグラフは論理単位/パラグラフは5〜10 行が目安
 4.分かりにくい文章、文書
  文例2‒1 行政文書/文例2‒2 カッコ書きは短く/文例2‒3 二重否定/文例2‒4 多重否定/文例2‒5 専門家にしか分からない文/文例2‒6 だらだらと長い文章/文例2‒7 主語の省略/文例2‒8思う、思われる/文例2‒9 段落とパラグラフ/文例2‒10 「が」に頼らない/文例2‒11 表現のずれ/文例2‒12 接続詞/文例2‒13 「そして」で文をつなぐ/文例2‒14 修飾語/文例2‒15 句読点/文例2‒16 カタカナの使いすぎ/文例2‒17 略語の多用はNG/文例2‒18 言い訳/文例2‒19 英語原文が悪かった日本国憲法前文

 Checklist 2‒1 分かりやすい文章か
 Checklist 2‒2 論理的な流れになっているか


第3章 さあ、書き始めよう
 1.なぜ書くのか、何を書くのか
  どのような文書を書くのか/伝えたいメッセージは何か、読むのは誰か
 2.一貫した筋書きで書く
  ストーリーに固執しない/データをそろえ、必要な資料を集める/十分に議論する/制限枚数・締め切りを守る/いつ書き始めるか/書き出しの文章/起承転結
 3.論文の構造と注意点
  文系と理系の論文の構造/タイトル(title)/著者(author)/要約(summary,abstract)/結論(conclusion)/序論・序文(introduction)/材料と方法(materials and methods)/結果(results)/考察(discussion)/文献(references)/謝辞(acknowledgement)/どこから書き始めるか
 4.コピペ(=盗用)をしない
  盗用・剽窃/コピペはなぜ問題なのか/文章を引用する/盗用検出ソフト/自己盗用
 5.仕上げは念入りに
  仕上げのチェック項目/人に読んでもらう
 6.学術論文を書く
  審査への対応/どのジャーナルに投稿するか/出版倫理(publication ethics)

 Checklist 3‒1 文書を書き始める前に
 Checklist 3‒2 書き上がったら
 Checklist 3‒3 引用の明示


第4章 情報を探す、賢く使う
 1.情報を探す
  図書館に行く/書籍の購入/データベース/行政が発信するデータ
 2.ウィキペディアを賢く使う
  書き換え可能なウィキペディア/ウィキペディアはウィキペディアを信用していない/ウィキペディアの賢い活用法/検索した情報の保存
 3.「並列読み」のすすめ
  OECD の読解力テスト/大事なのは「並列読み(lateral reading)」/PISA について「並列読み」をする/読書力を上げよう/デジタル時代の「斜め読み」は「検索読み」
 4.「スマホ脳」にならない
  スマホ脳/スマホ依存度チェック/SNSに溺れない
 5.フェイク・ニュースに引っかからない
  フェイク・ニュースはSNSで拡散する/トランプ大統領のフェイク・ニュース作戦/infodemic/情報源の確認/批判的に考える(critical thinking)/基礎知識をもつ/エコーチャンバーに入らない/スマホだけでなくパソコンも使う
 6.数字で考える
  統計の数字を調べる/確率で考える/平柊値とばらつき/有意性の検討/線形と非線形/数式/相関と因果/図・表をつくる

 Checklist 4‒1 ウィキペディアをうまく使う
 Checklist 4‒2 「正しい」情報を集める
 Checklist 4‒3 数字で考える


第5章 パワポでプレゼン、オンラインで授業
 1.パワーポイントでスライドをつくる
  パワポは最良のプレゼンテーション準備ツール/分かりやすい図・表をつくる/スライドは詰め込み禁止/3点ルール/ストーリー展開と発表時間/装飾過多にならない
 2.プレゼンテーションする
  一発勝負の短距離競走/誰に聞かせたいか/自己主張とコミュニケーションの場/プレゼンテーションの準備/上手な発表/質疑応答
 3.オンライン授業、オンライン会議
  オンライン授業の質/オンデマンド配信型授業/オンライン授業のメリット・デメリット/対面授業の重要性/オンライン会議

 Checklist 5‒1 パワーポイント・スライド
 Checklist 5‒2 オンライン授業への参加


第6章 英語を学ぶ
 1.英語ネイティブへの恨み、つらみ
  ネイティブの正直な意見/無邪気で鈍感な英語ネイティブ/戦略的で支配的/一番分かりにくい英語を話すのは誰か/Globish のすすめ
 2.英語はやさしくて難しい
  言語を支える「巨人の肩」/留学のすすめ/TOEIC、TOEFL、英検/語彙を増やすために辞書で調べる


第7章 英語を読み、聞き、話し、書く
 1.英語を読む
  1分で200語を読む/英語は英語として理解する/多読か熟読か/斜め読み/進歩する自動翻訳/10年前、10年後の自動翻訳
 2.英語を聞く
  耳がよいとは/穴埋め問題
 3.英語を話す
  文章単位で話す/話すためには書くのが大事/アクセントとイントネーション/カタカナ英語から抜け出す/LとR/細かい文法は気にしない/質問と回答/YesとNo/イギリス英語とアメリカ英語/横メシの会話
 4.英語を書く
  書く英語には正確さが必要/英語でも簡潔・明解・論理的に/Watson & Crick のDNA構造の論文/最初から英語で、はっきりと書く/I think を使わない/冗長な表現は禁物/力強い動詞を使って能動態で書く/修飾語/関係代名詞/冠詞/冠詞を間違えても気にすることはない/お手本を探す/ネイティブに読んでもらう


第8章 英語でメールを書こう
 1.役に立つ書き出しの文例
  重要な差出人と件名/短い文章、短いパラグラフと添付/一般的書き出しの文章/面識のない人にメールを出す/返事の書き出し/返事が遅れたとき
 2.役に立つ一般的文例
  依頼、問い合わせ/お礼/嬉しい/おめでとう/訪問、招待/訪問、招待への返事/送り状/書類などの添付/急ぐとき/謝る/遺憾、残念/留学の照会/推薦状に関して/守秘/メールアドレスの問い合わせと通知/文字化けを知らせる/ウイルス感染に関する通知
 3.役に立つ結びの文例
  お役に立てば/また会いましょう/仕事がうまくいくように/楽しみにしている/結びのあいさつ


おわりに

参考文献
索引

黒木 登志夫

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