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複眼人


著者:呉明益/著 小栗山智/翻訳
価格:2,200円+税
刊行日:2021/04/05

出版社:KADOKAWA
ISBN:978-4-04-106326-2
Cコード:0097
[単行本](外国文学小説)

太平洋に浮かぶ神話的な島と、近未来の台湾。二つの島に巨大な「ゴミの島」が押し寄せる時、謎の「複眼人」が姿を現す――。世界14か国で翻訳。台湾現代文学の担い手、呉明益の代表的長編、待望の本邦初訳!



内容紹介

〈台湾民俗的神話×ディストピア×自然科学×ファンタジー〉
時に美しく、時に残酷な、いくつもの生と死が交差する、感動長編。

次男が生きられぬ神話の島から追放された少年。自殺寸前の大学教師の女性と、山に消えた夫と息子。母を、あるいは妻を失った先住民の女と男。事故で山の“心”に触れた技術者と、環境保護を訴える海洋生態学者。傷を負い愛を求める人間たちの運命が、巨大な「ゴミの島」を前に重なり合い、驚嘆と感動の結末へと向かう――。
人間と生物、自然と超自然的存在が交錯する世界を、圧倒的スケールと多元的視点で描く未曾有の物語。


呉 明益

971年、台湾・台北生まれ。小説家、エッセイスト。国立東華大学華文文学科教授。輔仁大学マスメディア学部卒業、国立中央大学中国文学部で博士号取得。1977年に短編集『本日公休』でデビュー。小説やエッセイ、写真評論など多彩な作品を生む。二作目の長編となる本作で一躍脚光を浴びる。同年に短編『歩道橋の魔術師』、2016年『自転車泥棒』、2019年に『苦雨之地』を刊行。本書は14か国で翻訳されている。台湾現代文学を代表する作家の一人。

小栗山 智

日中通翻訳者。東京外国語大学中国語学科卒業、台湾輔仁大学翻訳学研究所日中通訳科修了。香港で放送通訳、金融翻訳などのインハウス通翻訳を経て、現在はフリーランス。訳書に猫夫人『店主は、猫』(天野健太郎と共訳/WAVE出版)、辛永勝・楊朝景『台湾名建築めぐり』(エクスナレッジ)等がある。