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老神介護


著者:劉慈欣/著 大森望/翻訳 古市雅子/翻訳
価格:2,000円+税
刊行日:2022/09/07 [ calendar_today Google ] [ calendar_today Yahoo! ]
出版社:KADOKAWA
ISBN:978-4-04-112578-6
Cコード:0097
[単行本](外国文学小説)

神は老いて、落ちぶれていた。人間の世話にならなければ生きていけないほどに。二十億の神の介護は、地球上の五十数億人間の大きな負担となった。人間の家庭を追い出され、行き所を失った神は、ある決心をする--。



内容紹介

●突如現れた宇宙船から、次々地球に降り立った神は、みすぼらしい姿でこう言った。「わしらは神じゃ。この世界を創造した労に報いると思って、食べものを少し分けてくれんかの」。神文明は老年期に入り、宇宙船の生態環境は著しく悪化。神は地球で暮らすことを望んでいた。国連事務総長はこの老神たちを扶養するのは人類の責任だと認め、二十億柱の神は、十五億の家庭に受け入れられることに。しかし、ほどなく両者の蜜月は終わりを告げた――。「老神介護」
●神文明が去って3年。地球で、もっとも裕福な13人がプロの殺し屋を雇ってまで殺したいのは、もっとも貧しい3人だった。社会的資産液化委員会から人類文明救済を依頼された殺し屋は、兄文明からやってきた男から、別の地球で起こった驚愕の事態を訊かされる。「扶養人類」
●蟻と恐竜、二つの世界の共存関係は2000年以上続いてきた。恐竜世界の複雑なシステムは、蟻連邦によって支えられていたが、蟻世界は恐竜世界に核兵器廃棄を要求、拒絶されるとすべての蟻はストライキに突入した。「白亜紀往事」
●僕が休暇を取る条件は、眼を連れていくことだと主任は言った。デイスプレイに映る眼の主は、若い女の子。ステーションにいる彼女の眼を連れて、僕は草原に旅行に出かけた。宇宙で働く人は、もうひと組の眼を地球に残し、地球で本物の休暇を過ごす人を通して仮想体験ができるのだ。「彼女の眼を連れて」
●74年の人工冬眠から目覚めた時、地球環境は一変していた。資源の枯渇がもたらす経済的衰退を逃れようと、「南極裏庭化構想」が立案され実行された結果、深刻な事態が起こっていたのだ。「地球大砲」

もくじ

老神介護
扶養人類
白亜紀往事
彼女の眼を連れて
地球大砲
訳者あとがき 古市雅子

劉 慈欣

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1963年、山西省陽泉生まれ。発電所でエンジニアとして働くかたわら、SF短篇を執筆。2008年に刊行された『三体』で人気に火が付き、“三体”三部作(『三体』『黒暗森林』『死神永生』)は中国で2100万部以上を売り上げた。2014年にはケン・リュウ訳の英訳版が刊行され、2015年、アジア人作家として初めてSF最大の賞であるヒューゴー賞を受賞。2019年には日本語訳版が刊行され、11万部を超える大ヒット。

大森 望

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SF翻訳家、書評家、「ゲンロン 大森望 SF創作講座」主任講師。1961年生、京都大学文学部卒。訳書にテッド・チャン『息吹』、コニー・ウィリス『クロストーク』、劉慈欣『三体』三部作(共訳)、著書に『21世紀SF1000』『同PART2』(以上、早川書房)他多数。責任編集の『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション』(河出文庫)全10巻で日本SF大賞特別賞と星雲賞自由部門をW受賞。

古市 雅子

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1996年から単身北京大学に留学。北京大学中文系比較文学与世界文学専攻博士(文学)。北京大学准教授。主な著書に『「満映」電影研究』(中国・九州出版社)、訳書に『中国文化読本』(外研社)など。北京大学外国語学院明治大学マンガ図書館分館館長。

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