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講談社現代新書

はじめてのスピノザ 自由へのエチカ


著者:國分功一郎/著
価格:860円+税
刊行日:2020/11/18

出版社:講談社
ISBN:978-4-06-521584-5
Cコード:0210
[新書](哲学)

私たちはまだ、「自由」を知らない。現代人の常識を覆し、ありえたかもしれないもうひとつの世界を提示する、心揺さぶる倫理学入門。



内容紹介

私たちはまだ、「自由」を知らない――。
覆される常識の先に、ありえたかもしれないもうひとつの世界が浮かび上がる。
気鋭の哲学者による、心揺さぶる倫理学(エチカ)入門。

★現代人の「思考のOS」を書き換えるスピノザ哲学のエッセンス★

□すべての個体はそれぞれに完全である。
□善悪は物事の組み合わせで決まる。
□「力」こそ物の本質である。
□自殺や拒食の原因は人の内側にはない。
□一人ひとりの自由が社会の安定につながる。
□必然性に従うことこそ自由である。
□自由な意志など存在しない。
□意志は行為を一元的に決定しない。
□真理の外側に真理の基準はない。
□新しい主体のあり方が真理の真理性を支える。

*「NHK 100分de名著」『スピノザ エチカ』に新章を加えた増補改訂版*

[目次]
はじめに
1. 組み合わせとしての善悪
 1)スピノザとは誰か
 2)哲学する自由
 3)神即自然
 4)『エチカ』はどんな本か
 5)組み合わせとしての善悪
 6)善悪と感情
2. コナトゥスと本質
 1)コナトゥスこそ物の本質
 2)変状する力
 3)多くの仕方で刺激されうる状態になること
 4)コナトゥスと「死」の問題
 5)万物は神の様態
 6)神は無限に多くの属性から成る
 7)コナトゥスと社会の安定
3. 自由へのエチカ
 1)「自由」とは何か
 2)自由の度合いを高める倫理学
 3)自由な意志など存在しない
 4)行為は多元的に決定されている
 5)現代社会にはびこる意志への信仰
4. 真理の獲得と主体の変容
 1)スピノザ哲学は「もうひとつの近代」を示す
 2)真理は真理自身の基準である
 3)真理と向き合う
 4)物を知り、自分を知り、自分が変わる
 5)主体の変容と真理の獲得
 6)AIアルゴリズムと人間の知性
5. 神の存在証明と精錬の道
 1)懐疑の病と治癒の物語
 2)真理への精錬の道
 3)精錬の道は自ら歩まねばならない
 4)対話相手としてのスピノザとデカルト
おわりに

もくじ

はじめに 
1. 組み合わせとしての善悪
1)スピノザとは誰か
2)哲学する自由
3)神即自然
4)『エチカ』はどんな本か
5)組み合わせとしての善悪
6)善悪と感情
2. コナトゥスと本質
1)コナトゥスこそ物の本質
2)変状する力
3)多くの仕方で刺激されうる状態になること
4)コナトゥスと「死」の問題
5)万物は神の様態
6)神は無限に多くの属性から成る
7)コナトゥスと社会の安定
3. 自由へのエチカ
1)「自由」とは何か
2)自由の度合いを高める倫理学
3)自由な意志など存在しない
4)行為は多元的に決定されている
5)現代社会にはびこる意志への信仰
4. 真理の獲得と主体の変容
1)スピノザ哲学は「もうひとつの近代」を示す
2)真理は真理自身の基準である
3)真理と向き合う
4)物を知り、自分を知り、自分が変わる
5)主体の変容と真理の獲得
6)AIアルゴリズムと人間の知性
5. 神の存在証明と精錬の道
1)懐疑の病と治癒の物語
2)真理への精錬の過程
3)精錬の道は自ら歩まねばならない
4)対話相手としてのスピノザとデカルト
おわりに 

國分 功一郎

1974年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部准教授。専門は、哲学・現代思想。著書に、『スピノザの方法』(みすず書房)、『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社、第2回紀伊國屋じんぶん大賞受賞、増補新版:太田出版)、『ドゥルーズの哲学原理』(岩波現代全書)、『来るべき民主主義』(幻冬舎新書)、『近代政治哲学』(ちくま新書)、『中動態の世界』(医学書院、第16回小林秀雄賞受賞)、『原子力時代における哲学』(晶文社)など。訳書に、ジャック・デリダ『マルクスと息子たち』(岩波書店)、ジル・ドゥルーズ『カントの批判哲学』(ちくま学芸文庫)など。