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「生きがい」と出会うために

神谷美恵子のいのちの哲学

著者:若松英輔/著
価格:1,400円+税
刊行日:2021/03/31

出版社:NHK出版
ISBN:978-4-14-081799-5
Cコード:0095
[単行本](日本文学、評論、随筆、その他)

「自分の存在は誰かのために必要か」 「使命とは何か」を考え続けた神谷美恵子。その著作を作家自身の人生に照らして読み解く。



内容紹介

喪失の時代、私たちを支える「他者」との邂逅

古今東西の哲学者、宗教家、詩人、作家、そして無名の人々の言葉を引用し、「生きがい」とは何かを論じた神谷美恵子の『生きがいについて』。刊行から50年以上読み継がれるこの一冊は、神谷美恵子の生涯や他の作品に照らすとき、作家自身の精神的自叙伝としての姿を現す。誰かのために、何かのために必要とされることこそが「生きがい」であると考えた神谷は、一度は見失った「生きがい」をいかにしてふたたび見いだしたのか――。東日本大震災という「大きな喪失」を経験し、新型コロナウイルス禍という試練のなかにあって、わたしたちが「生きがい」を回復する方法について考える。

若松 英輔

批評家、随筆家、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。 1968年新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。 2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、16年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、18年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞、第16回蓮如賞受賞。 著書に『イエス伝』(中央公論新社)、『悲しみの秘義』(文春文庫)、『内村鑑三 悲しみの使徒』(岩波新書)、『詩集 愛について』『本を読めなくなった人のための読書論』(以上、亜紀書房)、『詩と出会う 詩と生きる』(NHK出版)、『霧の彼方 須賀敦子』(集英社)など多数。