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(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法


著者:三宅香帆/著
価格:1,500円+税
刊行日:2020/09 [ calendar_today Google ] [ calendar_today Yahoo! ]
出版社:笠間書院
ISBN:978-4-305-70928-8
Cコード:0095
[単行本](日本文学、評論、随筆、その他)

古典『カラマーゾフの兄弟』『源氏物語』から最新話題作まで、ちょっと読み方を変えれば面白くなる「読む技術」を著者が伝授します。著者の小説に対する熱い想いが伝わる本書は、中高生から大人まで、幅広い読者に「読書の楽…



内容紹介

読んだほうがいいのは分かってる! わかってるけど読んでもよくわからない! だから読んだふりをしちゃうんだ!
夏目漱石、村上春樹、ドストエフスキー、三島由紀夫、カミュ……。
読んだふりしたくなる、だけど実はよくわからない小説の楽しく読む方法を、注目の若手書評家の著者が解説。
教養のために小説を読みたい。ちょっと面白そうな名作があるから読みたい。
映画の原作になった文学を読んでみよう……と思っても、「忙しい」とあとまわしにしがちな人や、もう読んだふりをしたくない人に、名作小説も古典小説も、ちょっと読み方を変えれば、面白くなる「読む技術」を著者が伝授します。

【目 次】
はじめに
目次
総 論
 1 なぜ小説はわかりづらいのか
 2 テーマとメタファー
 3 小説を読むうえでいちばん大切なこと
あの小説を誰よりも楽しく読む方法
 違和感から読んでいく 『若草物語』(ルイーザ・メイ・オルコット著)
 あらすじを先に読んでおく『カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー著)
 タイトルに問いかける 『金閣寺』(三島由紀夫著)
 自然を楽しむ 『老人と海』(ヘミングウェイ著)
 前提を楽しむ 『吾輩は猫である』(夏目漱石著)
 多重人格になってみる 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(サリンジャー著)
 あえてさらっと書かれてあることを察する 『雪国』(川端康成著)
 翻訳は何冊か読み比べて好みにあったものを 『グレート・ギャツビー』(F・スコット・フィッツジェラルド著)
 作者の考え方をたのしむ『ペスト』(カミュ著)
 解説書をたくさん読んでみる『源氏物語』(紫式部著)
 小説のように短歌をたのしむ『サラダ記念日』(俵万智著)
 児童文学はストーリー以外を楽しめる『ピーターパンとウェンディ』(ジェームス・マシュー・バリー著)
 文章を楽しむ『羅生門』(芥川龍之介著)
 妄想をひろげる「眠り」(村上春樹著)
 小さな問いから、大きな問いへ結びつける「亜美ちゃんは美人」(綿矢りさ著)
 小さな問いから、大きな問いへ結びつける(応用編)「お父さんは心配なんだよ」(カフカ著)
 細部のこまかさをたのしむ『うたかたの日々』(ボリス・ヴィアン著)
 語り手を疑ってみる『ドグラ・マグラ』(夢野久作著)
 青年漫画だと思って長い海外文学を読む『ゴリオ爺さん』(バルザック著)
 型を知らないからこそ、面白く読める小説がある。『三体』(劉慈欣著)
おわりに

もくじ

はじめに
目次
総 論
 1 なぜ小説はわかりづらいのか
 2 テーマとメタファー
 3 小説を読むうえでいちばん大切なこと
あの小説を誰よりも楽しく読む方法
 違和感から読んでいく 『若草物語』(ルイーザ・メイ・オルコット著)
 あらすじを先に読んでおく『カラマーゾフの兄弟』(ドストエフスキー著)
 タイトルに問いかける 『金閣寺』(三島由紀夫著)
 自然を楽しむ 『老人と海』(ヘミングウェイ著)
 前提を楽しむ 『吾輩は猫である』(夏目漱石著)
 多重人格になってみる 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(サリンジャー著)
 あえてさらっと書かれてあることを察する 『雪国』(川端康成著)
 翻訳は何冊か読み比べて好みにあったものを 『グレート・ギャツビー』(F・スコット・フィッツジェラルド著)
 作者の考え方をたのしむ『ペスト』(カミュ著)
 解説書をたくさん読んでみる『源氏物語』(紫式部著)
 小説のように短歌をたのしむ『サラダ記念日』(俵万智著)
 児童文学はストーリー以外を楽しめる『ピーターパンとウェンディ』(ジェームス・マシュー・バリー著)
 文章を楽しむ『羅生門』(芥川龍之介著)
 妄想をひろげる「眠り」(村上春樹著)
 小さな問いから、大きな問いへ結びつける「亜美ちゃんは美人」(綿矢りさ著)
 小さな問いから、大きな問いへ結びつける(応用編)「お父さんは心配なんだよ」(カフカ著)
 細部のこまかさをたのしむ『うたかたの日々』(ボリス・ヴィアン著)
 語り手を疑ってみる『ドグラ・マグラ』(夢野久作著)
 青年漫画だと思って長い海外文学を読む『ゴリオ爺さん』(バルザック著)
 型を知らないからこそ、面白く読める小説がある。『三体』(劉慈欣著)
おわりに

三宅香帆

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文筆家、書評家。1994年生まれ。高知県出身。京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了。天狼院書店(京都天狼院)元店長。著書に『人生を狂わす名著50』(ライツ社)、『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』(サンクチュアリ出版)、『副作用あります!? 人生おたすけ処方本』(幻冬舎)ほか。

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