genkai-shobo.jp

かか


著者:宇佐見りん/著
価格:1,300円+税
刊行日:2019/11

出版社:河出書房新社
ISBN:978-4-309-02845-3
Cコード:0093
[単行本](日本文学、小説・物語)

壊れてしまった母(かか)を救うため19歳の浪人生うーちゃんは熊野へ旅する。20歳の野性味溢れる感性が放つ第56回文藝賞受賞作



内容紹介

うーちゃん、19歳。
母(かか)も自分も、もう抱えきれん。
選考委員・町田康、村田沙耶香、震撼。
痛みと切なさを描く20歳の才器、第56回文藝賞受賞作。
19歳の浪人生うーちゃんは、大好きな母親=かかのことで切実に悩んでいる。かかは離婚を機に徐々に心を病み、酒を飲んでは暴れることを繰り返すようになった。鍵をかけたちいさなSNSの空間だけが、うーちゃんの心をなぐさめる。
脆い母、身勝手な父、女性に生まれたこと、血縁で繋がる家族という単位……自分を縛るすべてが恨めしく、縛られる自分が何より歯がゆいうーちゃん。彼女はある無謀な祈りを抱え、熊野へと旅立つ――。
未開の感性が生み出す、勢いと魅力溢れる語り。
痛切な愛と自立を描き切った、20歳のデビュー小説。
人間の気分、気持ちが恐ろしいほど正確に文章化されている。そしてそれが何度も人間存在そのものに迫って胸を衝かれる。
――町田康
この作者は、書くことの呪いにかかっている。それは、信頼できる、「作家」としての呪いだ。
――村田沙耶香
<著者略歴>
1999年、静岡県生まれ、神奈川県育ち。現在大学生。2019年、第56回文藝賞を受賞。

宇佐見 りん

1999年静岡県生まれ、神奈川県在住。大学生。第56回文藝賞を受賞しデビュー。