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まだ温かい鍋を抱いておやすみ


著者:彩瀬まる/著
価格:1,400円+税
刊行日:2020/05

出版社:祥伝社
ISBN:978-4-396-63585-5
Cコード:0093
[単行本](日本文学、小説・物語)

今がどれだけキツくても――“おいしい”が、きっとあなたの力になる。ほろ苦く、心に染み入る極上の食べものがたり



内容紹介

今がどれだけキツくても――“おいしい”が、きっとあなたの力になる。ほろ苦く、心に染み入る極上の食べものがたり
「遠くへ行きませんか」「行くー! 行きましょうぞ!」
スポーツ用品販売会社に勤める素子は、同じく保育園に通う子供を持つ珠理を誘って、日帰り温泉旅行に出かけることに。ずらりと食卓に並ぶのは、薬味をたっぷり添えた鰹のたたき、きのこと鮭の茶碗蒸し、栗のポタージュスープ。季節の味を堪能するうち、素子は家族を優先して「自分が食べたいもの」を忘れていたこと、母親の好物を知らないまま亡くしてしまったことに思いを巡らせ……(「ポタージュスープの海を越えて」)

彼女が大好きな枝豆パンは、“初恋の彼”との思い出の品。
病に倒れた父の友人が、かつて作ってくれた鶏とカブのシチュー。
――“あのひと口”の記憶が紡ぐ6つの物語。

彩瀬まる

1986年千葉県生まれ。2010年「花に眩む」で第9回女による女のためのR‐18文学賞読者賞を受賞し、デビュー。16年『やがて海へと届く』(講談社)で、第38回野間文芸新人賞候補。17年『くちなし』(文藝春秋)で第158回直木賞候補、18年同作で第5回高校生直木賞受賞。