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教養としての「ラテン語の授業」

古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流

著者:ハン・ドンイル/著 岡崎暢子/翻訳 本村凌二/監修
価格:1,800円+税
刊行日:2022/09/29 [ calendar_today Google ] [ calendar_today Yahoo! ]
出版社:ダイヤモンド社
ISBN:978-4-478-11328-8
Cコード:0030
[単行本](社会科学総記)

バチカン大法院の弁護士が贈る名講義 韓国で30万部のベストセラー、日本上陸



内容紹介

歴史、哲学、宗教がわかる! ラテン語は世界最高の教養である。

35万部突破のベストセラー、日本上陸!
ラテン語の名言を通して、リベラルアーツの源流を学ぶ

本書は、バチカン裁判所の弁護士、ハン・ドンイル氏が西江大学で行った名講義を整理したものだ。彼の講義は、単なる語学の授業というよりは、総合人文科学の授業に近い。西洋文明の根源であるラテン語を通して、歴史、文化、宗教、恋愛、お金など、多くのことを学べる。

彼の授業を聞いた学生らは「本当の自分を見つけることができた」「世界を見る視野が広くなった」「思考がより深くなった」と絶賛し、さらにこの授業が人生の転換点になったという人もいる。

講義の初日の学生は24人だったが、名講義だとウワサが広がり、周辺の大学の学生や一般の聴講生まで集まっていった。

ラテン語は現在使われていない言語で、文法も難しい。なぜこの講義が人気を集めたかというと、ラテン語の学習のほかに、著者である教授が自ら留学先で体験したことを言葉に乗せて話した内容が、まさに人生についての学びが凝縮されたものだったからだ。そして、ヨーロッパ各国の歴史、文化、法律に焦点を当て、ラテン語を通して見える世界の面白さを幅広くとり上げているのも人気の秘密だろう。

もくじ

【内容抜粋】
LectioIV. Non scholae sed vitae discimus
(私たちは学校のためではなく、人生のために学ぶ)
→ラテン語の超難解な発音が、ローマ→中世→近代にどう受け継がれてきたかを解説しつつ、「言葉とは、今このときを理解する枠組みである」と力説する。

LectioVIII Quae sunt Caesaris Caesari et quae sunt Dei Deo
(カエサルのものはカエサルに、神のものは神に)
→ラテン語とキリスト教のつながりを、イエスの使徒パウロの視点を通して解説する

LectioX. Du ut Des(君が与えるから私が与える)
→ギブアンドテイクを意味する、ラテン語のDu ut Des。ローマ法の債権契約から生まれた概念だ。著者はこの言葉を用いて、ヨーロッパの「相互主義」の話を持ち出し、争いの続く現代社会に対する警鐘をならす。

Lectio Cibi Romanorum
(ローマ人の食事)
→ティラミスの語源は「私を上に引っ張り上げる」。「ケーキを食べると、憂鬱な気分が消えて、ご機嫌になる」という意味を含んでいる。古代ローマ人の食事事情と、現代にも残る文化について解説する。

LectioXII. Post coitum omne animal triste est
(すべての動物は性交後にうつになる)
→ギリシャの哲学者、クラウディウス・ガレヌスの言葉から、「大きく期待した瞬間が過ぎ去った後に、人は自分の力ではどうにもできない、もっと大きな何かを逃したような虚しさを感じる」という人間の本質を解説する

ハン・ドンイル

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【著者】 ハン・ドンイル 韓国人初、東アジア初のロタ・ロマーナ(バチカン裁判所)の弁護士。ロタ・ロマーナが設立されて以来、700年の歴史上、930番目に宣誓した弁護人。2001年にローマに留学し、法王庁立ラテラノ大学で 2003年に教会法学修士号を最優秀で修了、2004年には同大学院で教会法学博士号を最優秀で取得。韓国とローマを行き来しながらイタリア法務法人で働き、その傍ら、西江大学でラテン語の講義を担当した。彼のラテン語講義は、他校の学生や教授、一般人まで聴講に訪れ、最高の名講義と評価された。その講義をまとめた本書は、韓国で35万部以上売れ、ベストセラーに。ラテン語を母語とする言語を使用している国々の歴史、文化、法律などに焦点を当て、「ラテン語の向こう側に見える世界」の面白さを幅広くとり上げている。ロタ・ロマーナの弁護士になるには、ヨーロッパの歴史と同じくらい長い歴史を持つ教会法を深く理解するだけでなく、ヨーロッパ人でも習得が難しいラテン語はもちろん、その他ヨーロッパ言語もマスターしなければならない。

岡崎 暢子

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【訳者】 岡崎暢子(おかざき・のぶこ) 韓日翻訳・編集者。1973年生まれ。女子美術大学芸術学部デザイン科卒業。在学中より韓国語に興味を持ち、高麗大学校国際語学院などで学ぶ。帰国後、韓国語学習誌、韓流ムックなどの編集を手がけながら翻訳に携わる。訳書に『あやうく一生懸命生きるところだった』『どうかご自愛ください』(ともにダイヤモンド社)などがある。

本村 凌二

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【監訳者】 本村凌二(もとむら・りょうじ) 東京大学名誉教授。専門は古代ローマ史。『薄闇のローマ世界』(東京大学出版会)でサントリー学芸賞、『馬の世界史』(中公文庫)でJRA賞馬事文化賞、一連の業績にて地中海学会賞を受賞。著書に『多神教と一神教』(岩波新書)、『興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国』(講談社学術文庫)、『教養としての「世界史」の読み方』(PHP研究所)、編著書に『ラテン語碑文で楽しむ古代ローマ』(研究社)などがある。

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