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ちくま文庫
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こちらあみ子


著者:今村夏子/著
価格:640円+税
刊行日:2014/06 [ calendar_today Google ] [ calendar_today Yahoo! ]
出版社:筑摩書房
ISBN:978-4-480-43182-0
Cコード:0193
[文庫](日本文学、小説・物語)

第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞W受賞の衝撃デビュー作



内容紹介

第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞W受賞の衝撃デビュー作
「愚直であることは人の美点だと思う
『こちらあみ子』は、とても面白かったです。僕はあみ子ほど純粋ではありませんでしたが、はみ出し方や失敗の仕方に近いものを感じ、自分の子供の頃と重ねて読んだ部分がありました。忘れられない一冊です。」――又吉直樹

あみ子は、少し風変わりな女の子。優しい父、一緒に登下校をしてくれる兄、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいる母、憧れの同級生のり君。
純粋なあみ子の行動が、周囲の人々を否応なしに変えていく過程を少女の無垢な視線で鮮やかに描き、独自の世界を示した異才のデビュー作。

【目次】
「こちらあみ子」
「ピクニック」
「チズさん」
解説 町田康
「「ありえない」の塊」穂村弘


いつか、たった一人の読者の手によって、ボロボロになるまで繰り返し読んでもらえるような物語を生み出すことができたら、どんなにか幸せだろうと思っています。そういう物語は、書く側が命懸けで臨まない限り決して生まれてこないのだと、今更ながら思い知った次第です。
――今村夏子 (太宰治賞受賞の言葉より)

もくじ

「こちらあみ子」
「ピクニック」
「チズさん」
解説 町田康
「「ありえない」の塊」穂村弘

今村 夏子

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1980年広島県生まれ。2010年「あたらしい娘」で太宰治賞を受賞。「こちらあみ子」と改題、同作と新作中短編「ピクニック」を収めた『こちらあみ子』で2011年に三島由紀夫賞受賞。2017年『あひる』で河合隼雄物語賞、『星の子』で野間文芸新人賞を受賞。2019年『むらさきのスカートの女』で芥川賞を受賞。

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