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ちくまプリマー新書

友だち幻想


著者:菅野仁/著
価格:740円+税
刊行日:2008/03

出版社:筑摩書房
ISBN:978-4-48068780-7
Cコード:0236
[新書](社会)

「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない。人間関係を根本から見直す実用的社会学。



内容紹介

全国1000人以上の先生が選んだ、中高生にいま一番読んでほしい本
「キミに贈る本(キミ本)大賞」(読売中高生新聞主催)第1位!

NHK「おはよう日本」
日本テレビ系列「世界一受けたい授業」(又吉直樹さん)
TBS系列「林先生が驚く初耳学!」
朝日新聞「売れてる本」(武田砂鉄さん)

各メディアで紹介されて話題沸騰! !

「みんな仲良く」という重圧に苦しんでいる人へ。
人付き合いのルールを知り少しの作法を身に付けるだけで、複雑な人間関係の中で必要以上に傷つかず、しなやかに生きられるようになる処方箋のような本!
友だちは何よりも大切。でも、なぜこんなに友だちとの関係で傷つき、悩むのだろう。人と人との距離感覚をみがいて、上手に“つながり"を築けるようになろう。
「みんな仲良く」という理念、「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない! 人間関係を根本から見直す、実用的社会学の新定番書。
これでもう、「みんな仲良く」のプレッシャーとはさようなら。


【反響の声、ぞくぞく! 】
まずは目次を見てほしい。
友だち、人との付き合い方のすべてが書かれています。
この本に書かれているのは、生きていくために大切なことのすべてです。
人間関係とは何か。どうすればいいか。
カンタンで深い答えがここにあります。
齋藤孝さん(明治大学教授)

わたしは、人付き合いが苦手。
でも「他者と共存することはできる」とこの本は教えてくれました。
多くの人が独りでいたいし、皆といたい……
そんな矛盾の原因と対処法を教えてくれる本です。
壇蜜さん(タレント)

近いと大変で遠いとさびしい他人との「間合い」のとり方。
共感という幻想から自由になる方法。
刊行から10年の「現代の古典」には、生きる上で大切な「心の智慧」が詰まっている。
茂木健一郎さん(脳科学者)

私たちは世間という幻想の中に住んでいる。
中でも厄介な「友だち」について、これほど明快に解説した本は他にない。
読めば心が軽くなる。世界がスッキリ見えてくる。
小島慶子さん(エッセイスト)

かつて同調圧力に服する共同体的な作法は、生存戦略と結びついたリアリズムであった。
だがシステムが生存戦略を用済みにした今、意外にも若者の同調圧力は強くなるばかり。作法を知らずに多様性が不安なのが背景だ。
本書は不安を超えるべく新たな作法を示す。
これを読めばあなたの人生は変わるはずだ。
宮台真司さん(社会学者)

『友だち幻想』は、ひとりを怖がり、だけど人と繋がっていることに息苦しさを感じている人=わたしに必要な一冊だった。
南沢奈央さん(女優)『サンデー毎日』2018年8月19-26日夏季合併号

お互いを縛る、窮屈な友だち関係になっていませんか?
自分たちの「関係」を見つめなおす視点を、菅野さんは鮮やかに提示してくれます。
西研さん(哲学者)

もくじ

第1章 人は一人では生きられない?
第2章 幸せも苦しみも他者がもたらす
第3章 共同性の幻想―なぜ「友だち」のことで悩みは尽きないのか
第4章 「ルール関係」と「フィーリング共有関係」
第5章 熱心さゆえの教育幻想
第6章 家族との関係と、大人になること
第7章 「傷つきやすい私」と友だち幻想
第8章 言葉によって自分を作り変える

菅野 仁

1960年宮城県仙台市生まれ。89年東北大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得。東北大学文学部助手などを経て、96年宮城教育大学教育学部助教授、06年より同大学教授。16年より同大学副学長(学務担当)を兼任。専攻は社会学(社会学思想史・コミュニケーション論・地域社会論)。G.ジンメルやM.ウェーバーなど古典社会学の現代的な読み直しをベースとし、「“自分の問題”として〈社会〉について考えるための知的技法の追究」をテーマに、考察を続けている。著書『18分集中法──時間の「質」を高める』(ちくま新書)、『ジンメル・つながりの哲学』(NHKブックス)、『愛の本──他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ』(PHP研究所)、共著に『社会学にできること』(ちくまプリマー新書)、『コミュニケーションの社会学』(有斐閣)、『いまこの国で大人になるということ』(紀伊國屋書店)、『はじめての哲学史』(有斐閣)など。2016年、没。