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扶桑社新書

平等バカ-原則平等に縛られる日本社会の異常を問う-


著者:池田清彦/著
価格:800円+税
刊行日:2021/09/02

出版社:扶桑社
ISBN:978-4-594-08930-6
Cコード:0295
[新書](日本文学、評論、随筆、その他)

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内容紹介

新型コロナワクチン接種の大混乱
緊急事態宣言下での東京オリンピック強行
拡大し続ける経済格差、公平じゃない消費税、
勘違いした多様性――偽りの「公平」から目を背けるな!
『ホンマでっか!? TV』でおなじみの生物学者・池田清彦が説く、
不平等な現実に向き合う知恵と教養

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり大混乱が起きた。
同じ高齢者でも具体的に誰から打つのかに頭を無駄に悩ませ、
接種態勢を整えるのに時間を要する自治体が続出したからだ。
また、かつて東日本大震災の被災地支援で毛布を用意したにもかかわらず、
避難所のすべての人に届かないからと配布を取りやめたことがあったそうだ。
いずれも平等にこだわるあまり、非合理極まりない事態に陥っていたのである。

こうした事例を挙げるまでもなく、社会を見回すと平等に拘泥するあまり
非効率なことが起きる事例が蔓延している。
拡大し続ける経済格差、公平ではない消費税、
「多様性」を謳いながら平等に縛られる学校教育の現場はどうか?
恣意的に「平等」を使って国民を騙す行政は大問題だが、
国民の側にも「平等が何より大事」という思い込みがあるのではないか?
日本を覆う「平等が正義」という空気の本質をあぶりだす一冊。

「時にはあえて平等を選択するのが必要なケースはもちろんある。
ただし、しつこく上っ面の『平等』だけを追い求める
『平等バカ』の先にあるのは、実は『不公平』であり、
時としてそれはより深刻な格差にもつながるのである」
(本書「はじめに」より)

●完全な公平を求めるのは非現実的である
●平等バカの根っこにある「嫉妬羨望システム」
●消費税は「広く公平に」課税されてなどいない
●平等に働いても賃金は不平等になる理不尽
●平等な授業が落ちこぼれをつくる
●表面的なジェンダー平等ではむしろ生きづらい
●新しい資本主義には頭脳の多様性が欠かせない
●「決める政治」がはらむ独裁のリスク
●脱「平等バカ」は、自分の頭で考えることから……etc.

池田清彦

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池田清彦(いけだきよひこ) 1947年、東京都生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒、 東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、 理学博士。山梨大学教育人間科学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を 経て、現在、早稲田大学名誉教授、山梨大学名誉教授。 高尾599ミュージアムの名誉館長。 生物学分野のほか、科学哲学、環境問題、生き方論など、 幅広い分野に関する著書がある。 フジテレビ系『ホンマでっか!?TV』などテレビ、新聞、雑誌などでも活躍中。 著書に『世間のカラクリ』(新潮文庫)、『自粛バカ リスクゼロ症候群に 罹った日本人への処方箋』(宝島社新書)、『環境問題の噓 令和版』(MdN新書)、 『したたかでいい加減な生き物たち』(さくら舎)、 『騙されない老後 権力に迎合しない不良老人のすすめ』(小社)など多数。 また、『まぐまぐ』でメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』 (http://www.mag2.com/m0001657188)を月2回、第2・第4金曜日に配信中。

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