genkai-shobo.jp

スピルオーバー

ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか

著者:デビッド・クアメン/著 甘糟智子/訳
価格:3,800円+税
刊行日:2021/03/29

出版社:明石書店
ISBN:978-4-7503-5154-4
Cコード:0040
[単行本](自然科学総記)


内容紹介

ウイルスたちはなぜ、いつ、どこで、いかに種を超え人間へと飛び移り、大惨事をもたらしてきたのか。異種間伝播(スピルオーバー)を通じて爆発的に広がった疫病の実態とそれに挑戦する人々の苦闘を、徹底した現地取材を通して辿る世界的ベストセラー。

まえがき

訳者あとがき

 本書は自然科学系のルポルタージュを数多く手掛ける米国人作家・ジャーナリストのデビッド・クアメン氏が、米誌『ナショナルジオグラフィック』の企画で行った「人獣共通感染症(ズーノーシス)」をテーマとする数年がかりの取材をまとめ、二〇一二年に発表したSpillover: Animal Infections and the Next Human Pandemicの完訳版である。米国では出版時にベストセラーとなり、米科学著述者協会(NASW)の科学ジャーナリズム賞(Science in Society Journalism Award)や英国王立生物学会の図書賞(Science in Society Journalism Awards、一般生物学部門)を受賞した。ここへ来て、二〇一九年末以降のいわゆる「新型」コロナウイルスの流行によって原書が再び世界の注目を集め、今回、日本語版登場の運びとなった。

 (…後略…)

もくじ

Ⅰ 青白い馬――ヘンドラ
Ⅱ 一三頭のゴリラ――エボラ
Ⅲ あらゆるものはどこからかやって来る――マラリア
Ⅳ ネズミ農場での夕食――SARS
Ⅴ シカ、オウム、隣の少年――Q熱、オウム病、ライム病
Ⅵ 拡散するウイルス――ヘルペスB
Ⅶ 天上の宿主――ニパ、マールブルグ
Ⅷ チンパンジーと川――HIV
Ⅸ 運命は定まっていない
補章 私たちがその流行をもたらした――新型コロナ

 訳者あとがき
 参考文献
 註
 人名索引
 事項索引

デビッド・クアメン

作家・ジャーナリスト。フィクション、ノンフィクションを問わず10数冊を刊行。『ナショナルジオグラフィック』『ニューヨーク・タイムズ』、その他多数の新聞・雑誌等に寄稿している。アメリカ芸術文学アカデミー賞受賞、全米雑誌賞を三度受賞。ジャングルから山、離島、湿地帯まで幅広く取材旅行をしている。2015年には邦訳書『エボラの正体』(日経BP社)刊行。本書Spillover: Animal Infections and the Next Human Pandemicは野生動物から人間へと伝播する病原体が近い日に次なるパンデミックを引き起こすことを予言した世界的ベストセラー。米科学著述者協会(NASW)の科学ジャーナリズム賞および英国王立生物学会の図書賞を本書で受賞した。

甘糟 智子

報道翻訳を中心に活動。翻訳書にポール・コリア『民主主義がアフリカ経済を殺す』(日経BP社)、ガブリエル・クーン『アナキストサッカーマニュアル』(現代企画室)、共訳書にスティーヴン・ピムペア『民衆が語る貧困大国アメリカ』(明石書店)等。