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歩く江戸の旅人たち

スポーツ史から見た「お伊勢参り」

著者:谷釜尋徳/著
価格:1,900円+税
刊行日:2020/04/06

出版社:晃洋書房
ISBN:978-4-7710-3294-1
Cコード:0021
[単行本](日本歴史)


内容紹介

もはや、アスリート?!
知られざる長距離徒歩旅行の世界

総歩行距離2000キロ以上にもおよぶ、老若男女が毎日歩き続ける伊勢神宮への旅は、どのようにして可能となったのでしょうか。
旅のルートと歩行距離を割り出し、徒歩での旅を可能とした旅人の身体技法や装い、健脚を支えた街道の交通インフラやマナー、旅の家計簿などから、江戸の庶民に愛された「お伊勢参り」の旅をひも解きます。

もくじ

第1章 旅のルートと歩行距離
1 伊勢参宮ルートの類型
2 伊勢参宮の旅の歩行距離
3 道中の歩行と自然環境との関連性

第2章 幕末〜明治初期の日本人の歩き方
1 日本人の歩行に関するこれまでの研究
2 幕末〜明治初期の日本人の歩き方
3 歩行の規制

第3章 街道の必須アイテム「棒」
    使い道と身体技法
1 杖
2 肩運搬での棒使い
3 棒を使った休息方法

第4章 旅の履物
1 旅装としての草鞋の機能と重要性
2 旅人の草鞋着用の割合と街道筋の草鞋の販売
3 草鞋の値段と耐久性

第5章 旅の家計簿
1 江戸の人々の経済事情
2 農民の伊勢参宮にみる旅の家計簿
3 江戸の豪商の旅費
4 旅費の調達手段
 講と御師

第6章 旅人の健脚を支えたもの
1 交通インフラの整備
2 身軽な旅を可能にした条件
3 歩行者の交通マナー

第7章 近代化による旅の変化
1 明治二九年の岩手県からの伊勢参宮
2 道中の移動手段
3 道中の楽しみ方
4 近世と近代の過渡期の旅
  何が変わり、何が残ったのか

谷釜 尋徳

東洋大学法学部教授