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土木のこころ 復刻版

夢追いびとたちの系譜

著者:田村喜子/著
価格:1,750円+税
刊行日:2021/03/05

出版社:現代書林
ISBN:978-4-7745-1884-8
Cコード:0093
[単行本](日本文学、小説・物語)


内容紹介

黒部ダム、明石海峡大橋、関門海峡トンネル、東海道新幹線、高速道路網……
日本の土木業界とそこで働く人々の心を愛した作家田村喜子(1932?2012年)が描く、明治から昭和にかけて活躍した20人の土木技術者たちの肖像。著者の死後も土木業界の人々よって読み継がれてきた名著がよみがえる。時代とともに忘れられつつある「土木のこころ」を今こそ日本人に伝えたい。

【帯イラストの由来】
 2011年の東日本大震災直後、昼夜を分かたず復旧にあたる土木関係者たちを励ますべくマンガ家福本伸行先生より面識のあった地元建設会社に届いたイラスト。インターネットで公開し各地の現場に掲示され心の支えになったこのメッセージを福本先生の了解を得て帯に掲載

もくじ

■ まえがき
■ 田辺朔郎 京都に琵琶湖の水を引く
■ 廣井 勇 土木技術で北の未来を切り拓く
■ 八田與一 台湾、不毛の地に命の水を流す
■ 赤木正雄 砂防技術に生涯をかけた「砂防の父」
■ 釘宮 磐 九州と本州を海の底で結ぶ
■ 宮本武之輔 あばれ川を鎮める可動堰
■ 永田 年 大型重機が実現した巨大ダム
■ 藤井松太郎 難境に挑む鉄道技師の誇り
■ 富樫凱一 日本列島を道路でつなぐ
■ 粟田万喜三 名城を支えた石積み技術の伝承
■ 仁杉 巖 新幹線を走らせたコンクリート技術
■ 星野幸平 現場を指揮するトビのなかのトビ
■ 笹島信義 男たちの命をかけた黒部ダム
■ 尾崎 晃 自然を味方につけた港湾技術
■ 高橋国一郎 日本の未来をつくった高速道路
■ 大西圭太 安全を守り続けた緻密な保線作業
■ 松嶋久光 仲間とともに生きる立山砂防のヌシ
■ 吉田 巖 明石海峡を横断する夢の吊り橋
■ 高橋 裕 川と水を知り尽くした河川技術者
■ 小野辰雄 現場の命を支える安全な足場
■ 「土木のこころ」復刊に寄せて

田村 喜子

1932年 10 月25 日、 京都市中京に生まれる。京都府立大学文学部卒業後、都新聞社に入社。その後文筆活動に入る。1982年に『京都インクライン物語』で第1回土木学会著作賞受賞。土木関係をテーマにしたノンフィクションを中心に、数多くの著作を執筆する。日本の土木業界とそこで働く人々の心を愛し、精力的に取材を重ねるその姿は、多くの関係者の心を打った。主な著書に『京都インクライン物語』『北海道浪漫鉄道』『関門とんねる物語』など。2012年3月24日死去。