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SB新書

なんのために学ぶのか


著者:池上彰/著
価格:850円+税
刊行日:2020/03

出版社:SBクリエイティブ
ISBN:978-4-8156-0439-4
Cコード:0295
[新書](日本文学、評論、随筆、その他)

池上彰が本気で 問う。学び続ける理由



内容紹介

「どうして勉強しなくちゃいけないの?」

永遠の問いに池上彰が真正面から答える

内容は、「学びで得た喜び」や「学びの本質」、「挫折からの学び」、「池上流勉強法」、「オススメ書籍」、「学びの正体」へと多岐にわたる。学びとは、つまるところ「人を知ること」であり、「自分を知ること」、ひいては「よりよく生きるための人間力」そのものであることに気づかされる。子どもから大人まで、すべての世代におすすめの1冊!

もくじ

はじめに これからを生きるあなたたちへ

1章 勉強が好きじゃなくてもいい
―おもしろいことが一つあればいい
●「明日、死ぬことがわかっていても勉強したい」
●高校生の時に知りたかった「対数は役に立つ!」
●一流の人ほど、、基礎的な知識を大事にしている
●科学者も注目する「セレンディピティ」とは?
●学びの楽しさはご縁から
●数学の勉強は必要?
●最貧国マラウイで「風をつかまえた」少年
●学ぶことに遅いということは絶対にない
●NHK退職後、54歳からの学び直し
●好奇心に突き動かされて北マケドニアへ
●教科書の中の人物がここに生きている!

2章 どうして勉強しなくちゃいけないの?
―学校で学ぶということ
●上から押しつけても勉強しない
●大学で学ぶとはどういうことか
●衝撃的だった大津市の保育園児死傷事故
●どうすれば事故を防ぐことができたのか?
●保育園はどうあるべきかという問題
●一つの出来事から問題意識を深め、広い視点を持つ
●改元で「令」の意味を誤解した海外メディア
●日本は1300年前から続く「言霊」の国
●国際化の時代だからこそ教養が試される
●忌み言葉も言霊信仰から
●言霊信仰のマイナス面が現れた福島原発事故
●ポジティブ思考で「プランBは?」と聞く
●高校までは「生徒」、大学に入ったら「学生」
●学生とは、自ら学ぶ生き方をする人間
●「すべてを疑え」と語っていたゼミの先生
●「主体的で深い学び」を模索する小・中・高校
●学校教育は「ゆとり」と「詰め込み」の繰り返し
●リベラルアーツとは何か
●ハーバード大学、ウェルズリー大学の視察で知ったこと
●MITは「すぐに役に立つことは教えない」
●スティーブ・ジョブズの生き方は「学び」の見本

3章 失敗・挫折から学ぶ
―こうして「池上彰」ができあがった
●なるべく早いうちに挫折を経験しておく
●自動車免許の学科試験に落ちた
●情報源を危険にさらし、自己嫌悪に陥る
●日銀松江支店長インタビュー始末記
●ロッキード事件で連日続けた真夏の張り込み
●地団駄を踏む思いをした「刎頸の友」
●「警視庁」がなぜか「錦糸町」に
●単独スクープを逃した世田谷連続放火事件
●富士山落石事故で「どうでしたか?」の赤面リポート
●空き時間を見つけて英会話と経済を勉強
●ダジャレが大受けした「ニュースセンター845」
●キャスター生活では「わかりやすく」と言い続けた
●「週刊こどもニュース」への人事は青天の霹靂
●NHKの廊下で、自分の人生設計ががらがらと崩れた
●「現場で取材したい!」組織を離れ、フリーの道へ
●「ニュースをやさしく解説すること」が武器になった
●社内こもらず、どんどん外に出て行こう
●どんなに忙しくても、本を読む時間は作れる
●「興味を持つ」ことが、勉強の「入り口」
●人に説明することで課題が明らかになる
●腐らず、落ち込まず、勉強を続けて今がある
●本が売れない寂しさを味わった
●質問力の不足を痛感させられた

4章 読書が好き
―よい本との出合いは人生の宝だ

『読書について』 ショウペンハウエル
●本を読めば読むほどバカになる!?
●自分を「他人の思想の運動場」にしてはいけない

『君たちはどう生きるか』吉野源三郎
●生き方について考えるきっかけに
●いじめられている友人を助けることができるか
●勇気とは何か
●辛くなったら本の世界に逃げればいい

『学問のすゝめ』福沢諭吉
●半ば義務感で読み始めた
●福沢諭吉の言う「学問」とは?

『永遠平和のために』カント
●高校生のときに挫折したカント
●民主政治と「自由な諸国家の連合」への期待

『民主主義』文部省
●民主主義のほんとうの意味とは
●言論の自由、メディアとの付き合い方

『人生を面白くする本物の教養』出口治明
●知識=教養ではない
●「広く、ある程度深い」を目指す

5章 生きることは学び続けること
―なぜ、私が学び続けるのか
●そもそも人間って、どういうものだろうか
●人間がわかっていないと、AIも役に立たない
●レーガン政権の教育改革は正しかったのか?
●教養があるとは、どういうことか
●日本は高等教育・大学教育を自国語で受けられる稀有な国
●日本は江戸時代には、すでに世界有数の文明国だった
●開発途上国での女子教育の重要性
●粉ミルクを水たまりの水で溶いて飲ませている現実
●学ぶとは、決して人に盗られることのない財産
●学校で学ぶということは、親からの遺産相続を受けている
●たとえ「就職のための学び」でも、教養を深める学びはある
●雇用システムは日本社会でどんな役割を果たしているか
●恵まれている国、日本で学びの楽しさを知るには?
●教養を身につけていくなかで得た喜び

池上 彰

1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、NHKに記者として入局。さまざまな事件、災害、教育問題、消費者問題などを担当する。1994年4月から11年間にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。わかりやすく丁寧な解説に子どもだけでなく大人まで幅広い人気を得る。2005年3月、NHKの退職を機にフリーランスのジャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍など幅広いメディアで活動。2016年4月から、名城大学教授、東京工業大学特命教授など、7大学で教える。おもな著書に『伝える力』シリーズ(PHP新書)、『知らないと恥をかく世界の大問題』シリーズ(角川SSC新書)、『池上彰教授の東工大講義』シリーズ(文藝春秋)、『知らないではすまされない自衛隊の本当の実力』、『世界から格差がなくならない本当の理由』(SBクリエイティブ)など、ベストセラー多数。