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SB新書

いい教師の条件


著者:諸富祥彦/著
価格:900円+税
刊行日:2020/10/07

出版社:SBクリエイティブ
ISBN:978-4-8156-0443-1
Cコード:0237
[新書](教育)

これからの学校現場で 求められる教師像とは?



内容紹介

これからの学校現場で
求められる教師像とは?

「教師を支える会」を主宰する著者は、教師の大変さを痛感する一方で、「教師ほど魂を打ち込める感動的な仕事はない」と断言する。では、何が過酷で、何が感動的なのか? 教師が置かれているリアルな現実を説いていく。最終章では、今どういう力をもった教師が必要とされているのか? 「『できる教師』に必要な6つの資質」を紹介。教育現場で働く人も、子どもを学校に通わせる保護者も必読の一冊。

もくじ

●第1章 教師の何が大変なのか?
現役教師の親が、わが子が教師になることに反対する時代
日本の学校の先生は世界一忙しい
ひとりの人間が担うには無理のある仕事量
うつ病の自覚症状は一般企業の2・5倍
「なんでも屋」の教頭・副校長の仕事量は過労死ライン超え
教員試験、受ければほとんどの人が合格の県も
給料のわずか4%で「定額働かせホーダイ」
9割の先生はまじめで熱心
教師の半分がもつ「辞めたい」気持ち
先生を追いつめる「四重苦」
……
●第2章 学校空間の悩ましい「人間関係」―神戸市東須磨小の教員間いじめ・暴行事件をもとに考える
「人間関係力」こそ、教師に最も必要な資質・能力
子ども集団の強烈な同調的排他性
「スクールカースト」と「保護者の視線」に飲まれてしまう先生
保護者と教師は「パートナー」
学校教育は「教育サービス」のか?
「職員室カースト」教師同士の人間関係は弱肉強食
神戸市東須磨小の教員間いじめ・暴行事件―4人が加害者、4人が被害者という異様な職員室
「人気者」「指導力が高い」と評判だった加害教員
少なくない「いじめられている先生」からの悩み相談
教員同士のいじめが一番激しいのは小学校
……
●第3章 追いつめられる子どもたち―いじめと不登校に立ち向かうには
9割の子どもがいじめているし、いじめられている
いじめられた子に、決して「言ってはいけない3つの言葉」
いじめの3大現場「トイレ」「下校時」「SNS」
「うちの子、いじめられているかも」─担任にどう伝えるか
不登校を防ぐ初期対応の鉄則「欠席は3日以内」
1週間休むと大人も子どももだるくてしんどい
「欠席3日目夕方の家庭訪問」で不登校が4割減
不登校の「原因」と「きっかけ」を区別する
不登校の4つのタイプ「燃え尽き型」「対人恐怖型」「エネルギー低下型」「混合型」
子どもが不登校かもしれない。そのとき親はどうすればいい?
……
●第4章 保護者と学校のより良い関係
「消費者目線」で見られる学校と教師
デビュー初日から教師としての「完成品」が求められる時代
教師が保護者から言われてうれしい一言
公立学校を「消費者ベース」で見る保護者たち
ひとりの保護者が3人の教師を休職に追い込んだ
発達障害をもつ子の親の気持ち
具体的な行動レベルの「お願い」をする
できる先生とダメな先生の違い
先生にお願いするときの3ステップ
どこまでが正当な要望で、どこからが過剰な要望か?
……
●第5章 「できる教師」に必要な6つの資質
本当に「力のある教師」は2割
子どもの担任がダメ教師だったら?
担任が同調圧力に加担してしまった「葬式ごっこ事件」
少数派の視点に徹底的に立つということ
いじめや発達障害の対応でも教師によって大きな隔たり
管理職のあたたかい声かけで職員室の雰囲気はがらりと変わる
ティーチングからファシリテーションへ
コロナの影響で対話型授業は変わるのか
道徳の授業が「特別の教科」として生まれ変わった!
教師は「魂でする仕事」

諸富祥彦

◎1963年、福岡県生まれ。筑波大学人間学類、同大学院博士課程修了。千葉大学教育学部講師、助教授を経て、現在、明治大学文学部教授。教育学博士。 ◎臨床心理士、公認心理師、上級教育カウンセラーなどの資格を持つ。現場教師の作戦参謀。「教師を支える会」代表。 ◎著書に『教師の悩み』(ワニブックスPLUS新書)、『教師の資質』(朝日新書)、『プロカウンセラー諸富祥彦の教師の悩み解決塾』(教育開発研究所)、『孤独の達人』(PHP新書)、『男の子の育て方』『女の子の育て方』(ともにWAVE出版)、『図とイラストですぐわかる教師が使えるカウンセリングテクニック80』『教師の悩みとメンタルヘルス』『教室に正義を!』(いずれも図書文化社)など多数。