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SB新書

2025年を制覇する破壊的企業


著者:山本康正/著
価格:900円+税
刊行日:2020/11/07

出版社:SBクリエイティブ
ISBN:978-4-8156-0759-3
Cコード:0295
[新書](日本文学、評論、随筆、その他)

コロナでテクノロジーの進化は10年早まった



内容紹介

コロナでテクノロジーの進化は10年早まった!

2020年1月、Amazonはアレクサとガソリンスタンドを交信するサービスのデモをテクノロジーの年次祭典CESで発表した。
これまで家の中のものとしか交信しなかったアレクサを屋外と交信させたこの発表は、Amazonが都市全体のデータを取り、ビジネスを広げていこうという意思を示している。
テクノロジーの進化がビジネス、はたまた我々の生活自体を大きく変えることはいうまでもない。
本書は、Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft、Netflix、テスラ、クラウドストライク、ロビンフッド、インポッシブル・フーズ、ショッピファイという、2025年の世界に大きな影響力を持つ世界最先端11社を分析することで、5年後を読み解く未来予測書である。
著者は、「元・米ニューヨーク金融機関×ハーバード大学院理学修士×元グーグル×ベンチャー投資家」というテクノロジーとビジネスをつなぐ稀代の経歴をもつ。ここでのポイントは、ベンチャーキャピタリストが未来予測をするということにある。
テクノロジーに関する未来予測はさまざまな視点から提示されているが、アカデミア、エンジニア、ジャーナリストが行う未来予測には決定的に欠けている点がある。
それは、ベンチャーキャピタリストが行う「どのように投資し、儲けるか」という観点だ。
なぜなら、テクノロジーはその革新性だけではなく、ユーザーに受け入れられなければ、広く普及することはないからだ。

本書は、そんなテクノロジーとビジネスの交差点にいる同氏がファクトベースで2025年の未来を描くものである。

もくじ

はじめに 5年後の未来はこの11社が決定づける
・通勤は電車の200%コスパのいい 〝ロボタクシー〟
・出張先の宿はアップルホテル
・AI先生、小学2年生に九九を教える
・アレクサクッキングシェフご用達の大豆肉のステーキ
・100万通りのシナリオがある『愛の不時着2』
・「ニューヨーク金融機関×ハーバード大学院理学修士×元グーグル×ベンチャー投資家」
による未来予測
・GAFAだけ見ているのは日本だけ

第1部 2025年はどうなっているか?

第1章 世界最先端11社の思惑と3つのメガトレンド
・【グーグル】検索後の世界から「検索前」の世界へ
・【アマゾン】アレクサ君、屋外へ進出。ついに街全体を食いに来る
・【フェイスブック】2万km離れた人と目の前で会話ができる世界へ
・【アップル】視覚から聴覚、嗅覚へ。人間の五感すべてを占拠
・【ネットフリックス】2億人以上の嗜好に合わせた映像を届ける
・【マイクロソフト】スマートシティのOSの覇者になる
・【テスラ】東京・大阪間を時速1000kmのリニアでつなぐ!?
・【インポッシブル・フーズ】 「ベジタリアンだって肉の食感がほしい!」を実現
・【ロビンフッド】証券業界初の「売買手数料0」で投資が当たり前の世界をつくる
・【クラウドストライク】〝1億総テレワーク社会〟のトリガーになる
・【ショッピファイ】10兆円ベンチャー、アマゾンと楽天を破壊する
・BATHは世界にはあまり出られない
・【メガトレンド①】業種の壁崩壊とコングロマリット化の再来
・【メガトレンド②】ハードでもソフトでもなく〝体験〟が軸になる
・【メガトレンド③】データを制するものが未来を制す
第2章 11社がつくるメガトレンド① :業種の壁崩壊とコングロマリット化の再来
・本業を決めない企業が勝つ
・カード・金融会社が飲み込まれる
・小売りなのにコロナで一人勝ち ウォルマートの秘密
・激変する業種①:運輸──電車の2倍速く40%安いロボタクシーが鉄道を破壊
・激変する業種②:映像──ディズニーがビジネスの究極系に
・激変する業種③:農業──東京の20階建てビルで高級野菜が育つ
・激変する業種④:セキュリティ──コロナ後にさらにリモートワークを加速
・激変する業種⑤:モビリティ──ロボタクシーがウーバーのライドシェア事業を破壊
・激変する業種⑥:建設──アマゾン、スマートホームを狙う
・激変する業種⑦:ヘルスケア──アップルウェルネスセンター誕生!?
・激変する業種⑧:物流──ドライバーがあなたの家の冷蔵庫まで荷物を届ける
第3章 11社がつくるメガトレンド② :ハードでもソフトでもなく〝体験〟が軸になる
・利益0でもいい Apple Cardの衝撃
・「売れない」は失敗ではなくなる
・なぜスマホは2年契約なのか?
・5年後、PCだけがメインのデバイスではなくなる
・車は2カ月ごとに性能がよくなる
・テスラが「広告費0・ディーラー0」でも売れる理由
・ベジタリアンが実は持っている〝わがまま〟
・Zoom利用者、コロナ禍の20日で1億人増
・スマートスピーカーは「声」すらかける必要がなくなる
・スマートハウス・シティが当たり前に
第4章 11社がつくるメガトレンド③:データを制するものが未来を制す
・データは「情報のバランス」を取るもの
・アップルVSグーグルのデータ戦争
・ハードは体験を届ける一つの手段でしかない
・データの権利は誰が握るか?
・旅館の女将が出す茶菓子が変わる
・1分ごとに変化する航空券の値段
・スマートウォッチで行動がバレる
・100万車のデータに基づく「テスラ保険」
・証券はレコメンデーションされる


第2部 2025年を生き抜く処方箋

第1章 5年後に破壊される企業、台頭する企業
・サブスクリプション導入は必須ではあるものの……
・サブスクリプション≠リース
・サブスクリプションが合わない業界
・中間業者は淘汰される
・b8ta シリコンバレー発・小売りを大転換するベンチャー
・5年後、特に危険な8業界
・資本があることはもう強みではない
・大企業がベンチャーに食われないためには?
第2章 5年後、あなたの仕事はこう変わる
・5年後、必須の5つのスキル
・淘汰される業界にいる人はどうしたらいいか?
・常に学び「タグ」を増やす
・好きなことだけでも、社会のためだけでもいけない
・ストラクチュアル・ホールになる
・どんな人とつながりをつくるべきか

山本康正

山本 康正(やまもと・やすまさ) 1981年、大阪府生まれ。東京大学で修士号取得後、米ニューヨークの金融機関に就職。ハーバード大学大学院で理学修士号を取得。修士課程修了後グーグルに入社し、フィンテックや人工知能(AI)ほかで日本企業のデジタル活用を推進。日米のリーダー間にネットワークを構築するプログラム 「US Japan Leadership program」フェローなどを経て、2018年よりDNX Ventures インダストリーパートナー。自身がベンチャーキャピタリストでありながら、シリコンバレーのベンチャーキャピタルへのアドバイスなども行う。ハーバード大学客員研究員、京都大学大学院総合生存学館特任准教授も務める。著書に『次のテクノロジーで世界はどう変わるのか』(講談社)、『シリコンバレーのVC=ベンチャーキャピタリストは何を見ているのか』(東洋経済新報社)がある。