内容紹介
昔の少年は詩をよく読んだものだ。それも、とびきり上等の詩ばかりを、だ。そしてよく考え、「足る」を知った。みんなへっぴり腰を恥じて涼しげな目の下に、素朴な正義感をひそかにかくしていた。子どもよ、そして子どもの心を持った大人たちよ、この時代にとびきり志の高い詩を読みなさい。
もくじ
雨ニモマケズ(宮沢賢治)
聴く力(茨木のり子)
くまさん(まど・みちお)
学校(辻征夫)
虫の夢(大岡信)
I was born(吉野弘)
系図(三木卓)
ぼくがここに(まど・みちお)
秋の夜の会話(草野心平)
練習問題(阪田寛夫)〔ほか〕
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